MENU

【2024年7月調査】20代銀行員の転職に関するアンケート調査

アドバイザーナビ株式会社(本社:東京都中央区日本橋兜町8-1、代表取締役社長:平行秀)は、銀行員の転職・金融キャリアに関する情報メディア「bank-job.jp」を運営しています。本記事では、2024年7月に実施した20代銀行員の転職に関する調査結果をご紹介します。

調査会社:アドバイザーナビ株式会社/調査方法:インターネットによるアンケート調査/調査期間:2024年7月5日〜7月19日/有効回答数:15名/回答者の詳細データ:末尾に記載

ご留意事項

※本調査は有効回答15名の小規模調査です。割合(%)だけでなく、回答人数とあわせてご覧ください。

アンケートサマリー
  • 20代銀行員が転職したきっかけは、「業界の将来性に不安を感じた」が15名中5名(33.3%)で最も多くなりました。次いで「行いたいビジネスがある」が3名(20.0%)と、前向きな理由も上位に入っています。
  • 転職先に求めた条件は「自由度」が15名中8名(53.3%)で最多となり、「高い給与」(4名・26.7%)を上回りました。
  • 転職活動で苦労した点は、自由記述を内容ごとに分類すると「希望条件(給与・休日・職種)に合う会社を探すこと」と「自分の経験・強みのアピール(言語化)」が中心でした。
  • 転職活動で最も重要だと思った点は、「自己分析を正しく行うこと」と「企業についてよく調べること」がともに4名(26.7%)で同率トップでした。
  • 転職で解消したかった課題は「ワークライフバランスを充実させたい」が15名中8名(53.3%)で過半数を占めました。
  • 転職後に新たな課題が生まれた人は15名中4名(26.7%)にとどまり、11名(73.3%)は「新たな課題はない」と回答しています。

金融機関出身のエージェントが担当

目次

20代銀行員の転職理由に関するアンケート

まずは、20代銀行員が転職を決意した理由や転職先の希望条件に関するアンケート結果を取り上げます。

転職しようと思ったきっかけは何ですか?

[図表1:Q1 転職しようと思ったきっかけ(n=15・横棒グラフ)]

回答人数割合
業界の将来性に不安を感じた533.3%
行いたいビジネスがある320.0%
ノルマに追われるのが嫌213.3%
プライベートの時間が少ない213.3%
会社との方向性の乖離16.7%
給与が低い16.7%
転勤が嫌16.7%

最も多かったのは「業界の将来性に不安を感じた」で、15名中5名(33.3%)でした。次いで「行いたいビジネスがある」(3名・20.0%)、「ノルマに追われるのが嫌」「プライベートの時間が少ない」(各2名・13.3%)と続きます。

ネガティブな理由(将来性・ノルマ・転勤)と、前向きな理由(やりたいビジネスがある)が混在しているのが20代の特徴です。「今がつらいから」だけでなく、「この先どうなるか」という不安と、「自分の理想を実現したい」という意欲の両方が、転職の引き金になっている様子がうかがえます。

転職先に求めた条件は何ですか?

[図表2:Q3 転職先に求めた条件(n=15・横棒グラフ)]

回答人数割合
自由度853.3%
高い給与426.7%
顧客本位の提案ができる環境16.7%
人間関係の良さ16.7%
転勤がない環境16.7%

転職先への希望条件としては「自由度」が15名中8名(53.3%)で最も多く、「高い給与」(4名・26.7%)を上回りました

20代銀行員の半数以上が、時間や場所に縛られず、自分のペースで働ける環境を求めていることがわかります。給与アップも大事な要素ですが、それ以上に「自分でコントロールできる働き方」を重視する層だと言えそうです。

20代の銀行員が転職するのにおすすめの業界が気になる方は、20代の銀行員が転職するには?おすすめの転職先と転職成功のポイントを解説もあわせてご覧ください。

金融機関出身のエージェントが担当

20代銀行員の転職時の苦労に関するアンケート

続いて、20代銀行員が転職時に苦労した点や転職する際のポイントに関するアンケート結果を取り上げます。

転職活動で最も苦労したことは何ですか?(自由記述)

この設問は自由記述で回答いただきました。15名の回答を内容ごとに分類すると、次のようになります。

[図表3:Q4 転職活動で最も苦労したこと(自由記述の内容分類・n=15・横棒グラフ)]

内容分類人数割合
希望条件(給与・休日・職種)に合う会社探し426.7%
自分の経験・強みのアピール(言語化)320.0%
選考での説明(書類通過・退職理由)213.3%
働きながらの日程・時間調整213.3%
異業種・新しい環境への対応213.3%
進め方が分からない/転職先の決断213.3%

最も多かったのは「希望条件に合う会社を探すこと」でした。給与や休日、希望職種といった条件をすべて満たす企業がなかなか見つからず、苦労した様子が語られています。次いで「自分の経験・強みのアピール(言語化)」が挙がりました。

「前職で培った力を言語化することに苦労しました」(20代・女性)

「これまでの仕事が会社のやり方に依存していて、他のフィールドで通用する形に整理するのが難しかったです」(20代・男性)

「実績がそれほどなく、数字で売り出せる強みが少なかった点に苦労しました」(20代・男性)

20代は社会人歴が浅く、まだ大きな実績を積みにくい時期です。だからこそ「何ができるか」を自分の言葉で説明する難しさにぶつかる人が目立ちました。あわせて、在職中ならではの苦労も聞かれました。

「書類選考の通過率が体感2割ほどで、まず面接にたどり着くまでが大変でした」(20代・女性)

「在職中だったため、面接の時間を確保するのが難しく、有給をかなり使いました」(20代・女性)

これらの結果から、転職活動の成功には「転職希望先への入念な調査」と「自己分析の実施とアピールポイントの整理」のような具体的な対策が欠かせないことがわかります。

転職活動で最も重要だと思ったことは何ですか?

[図表4:Q5 転職活動で最も重要だと思ったこと(n=15・横棒グラフ)]

回答人数割合
自己分析を正しく行うこと426.7%
企業についてよく調べること426.7%
転職の目的を明確にすること320.0%
転職エージェントを利用すること213.3%
複数社を比較・検討すること213.3%

「自己分析を正しく行うこと」と「企業についてよく調べること」が、ともに15名中4名(26.7%)で同率トップでした。「転職の目的を明確にすること」(3名・20.0%)も続きます。

苦労した点が「経験の言語化」だったことを踏まえると、自己分析と企業研究が重視されるのは自然な流れです。自分の強みを整理し、相手の会社を深く知ることが、20代銀行員の転職活動では成否を分けるポイントになっています。

金融機関出身のエージェントが担当

20代銀行員の抱える課題に関するアンケート

最後に、20代銀行員が抱える課題に関するアンケート結果を、転職前と転職後でそれぞれ紹介します。

転職でどんな課題を解決したいと考えていましたか?

[図表5:Q2 転職で解決したかった課題(n=15・横棒グラフ)]

回答人数割合
ワークライフバランスを充実させたい853.3%
転勤がない環境で、キャリアプランを計画したい320.0%
顧客本位の提案がしたい213.3%
提案できる商品の幅を広げたい16.7%
社内の人間関係16.7%

「ワークライフバランスを充実させたい」が15名中8名(53.3%)で過半数を占めました。「転勤がない環境で、キャリアプランを計画したい」(3名・20.0%)を加えると、働き方そのものを見直したい人が中心だとわかります。

ここに今回の調査の読みどころがあります。辞めるきっかけは「将来性への不安」でしたが、最終的に解決したかったのは目の前の「働き方」でした。20代は、将来への不安で動き出しながら、最後は時間や裁量といった足元の納得感を重視する——そんな二段構えの動機が見えてきます。

転職で当初の課題をどのように解決できましたか?(自由記述)

この設問も自由記述で回答いただきました。15名の回答を内容ごとに分類すると、次のようになります。

[図表6:Q6 転職で当初の課題をどう解決できたか(自由記述の内容分類・n=15・横棒グラフ)]

内容分類人数割合
ワークライフバランス・自由な時間が改善した426.7%
入社後の適応・スキル習得で乗り越え中426.7%
やりたいこと・価値観が明確になった213.3%
企業研究・比較で納得して選べた213.3%
面接でのアピールを工夫した213.3%
エージェントを活用した16.7%

「ワークライフバランス・自由な時間の改善」を挙げた声が多く集まりました。

「前職では残業に追われていましたが、転職後は仕事量が減り、通勤時間も短縮できて自由な時間が増えました」(20代・男性)

「給与が上がり、休みも安定して取れるようになって、プライベートを充実させられるようになりました」(20代・女性)

一方で、待遇の変化は人によって異なります。給与が下がったケースもありました。

「給与はどうしても下がってしまう点が悩みでしたが、勤務地やワークライフバランスなど給与以外のメリットを最終的なゴールに置きました」(20代・女性)

転職で年収が上がる人もいれば、下がる人もいます。今回の20代では、給与の増減よりも「自由な時間が増えた」「働き方が改善した」という実感を語る声が目立ちました。求めた条件が「自由度」だったことと一致する結果です。

転職後、新たに生まれた課題はありますか?

[図表7:Q7 転職後に新たな課題はあったか(n=15・円グラフ)]

回答人数割合
いいえ1173.3%
はい426.7%

転職後に新たな課題が生まれたかを聞くと、「いいえ」と答えた人が15名中11名(73.3%)でした。多くの人が、転職後の状況におおむね満足している様子がうかがえます。

ただし「はい」と答えた4名の自由記述を読むと、数字には表れにくい悩みも見えてきます。

「社内用語や独自ルール、暗黙の了解など、会社ごとの慣習に慣れるまで時間がかかりました」(20代・男性)

「異業種への転職はハンデの連続で道のりは地道でした。覚悟の上ですし、今は楽しんでいます」(20代・女性)

新しい職場のルールやカルチャーに慣れること、異業種ならではのハンデを乗り越えることが、転職後の主な課題でした。とはいえ、その多くは「覚悟の上」「前向きに取り組んでいる」という語り口で、後悔ではなく適応の途中であることが伝わってきます。転職時は「不明点があれば積極的に周りへ確認する」「前向きに業務へ取り組む姿勢を忘れない」といった意識が役立つでしょう。

金融機関出身のエージェントが担当

今回のアンケートを通じて

今回の調査では、20代銀行員が転職を検討する際の動機や課題、転職後の状況が見えてきました。

業界の将来性への不安から動き出しつつ、最終的に求めるのは「自由度」と「ワークライフバランス」でした。転職活動では、希望条件に合う会社探しや自分の経験の言語化に苦労しながら、自己分析と企業研究を重ねて乗り越えています。

転職後は15名中11名(73.3%)が「新たな課題はない」と答え、働き方や時間の改善を実感する声が多く集まりました。一方で、新しい環境への適応や異業種でのハンデといった課題を感じている人も一定数います。全体として、20代銀行員がキャリアを冷静に見つめ直し、転職を成功させるための準備を惜しまない姿勢が浮かび上がりました。

銀行からの転職を考えている20代の方は、まず自己分析で「自分が何を求めているか」を整理し、気になる業界・企業の情報収集から始めるのがおすすめです。

金融機関出身のエージェントが担当

アンケート回答者の詳細データ

回答者の性別

[図表8:回答者の性別(n=15・円グラフ)]

性別人数割合
男性853.3%
女性746.7%

回答者の年齢

[図表9:回答者の年齢(n=15・横棒グラフ)]

年齢人数割合
25〜29歳1280.0%
20〜24歳320.0%

※自由記述コメントは回答者の声を一部抜粋し、趣旨を変えない範囲で表記を整えたものです。全回答者の傾向をそのまま代表するものではありません。

目次