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1年目の銀行員が転職するには?銀行1年目で辞める時に考えるべきこととは

この記事で解決できるお悩み
  • 銀行員1年目で転職するか迷っている
  • 1年目銀行員でも転職できるのか知りたい
  • 1年目銀行員におすすめの転職先が知りたい

入行1年目で「銀行を辞めたい」と感じても、珍しい悩みではありません。

厚生労働省の新規学卒就職者の離職状況では、令和4年3月卒の新規大卒就職者のうち、就職1年目の離職率は12.1%、3年以内の離職率は33.8%でした。銀行員だけの数字ではありませんが、入社後の早い段階で進路を見直す人は一定数います。

ただし、入行1年目の転職は慎重に進める必要があります。退職理由や次のキャリアの軸が曖昧なままだと、面接で「またすぐ辞めるのでは」と見られやすいためです。

本記事では、1年目銀行員が転職を考えやすい理由、辞めてもよいケース・慎重に考えるべきケース、おすすめの転職先の考え方を整理します。

勢いで辞める前に、「今の銀行を辞めるべき理由」と「残って解決できる可能性」を切り分けて判断していきましょう。

金融機関出身のエージェントが担当

目次

1年目銀行員の主な転職理由|辞めたい原因を整理しよう

入行1年目の銀行員が「転職したい」と思う理由は、人によって異なります。

まずは、何がつらいのかを整理しましょう。理由を言語化できると、転職すべきか、異動や相談で改善できるのかを判断しやすくなります。

資格勉強や研修でプライベートの時間が取りにくい

銀行員1年目は、業務を覚えるだけでなく、資格取得や研修の負担も重なりやすい時期です。

たとえば、FP技能検定、証券外務員、保険募集人、銀行業務検定など、配属先や担当業務に応じて学ぶ範囲は広がります。平日は仕事で疲れ、休日は資格勉強に追われることで、プライベートの時間が取りにくいと感じる人もいるでしょう。

日本FP協会の2級・3級FP技能検定はCBT試験として実施され、2026年度は月ごとの試験期間と休止期間が設定されています。受検機会は広がっている一方で、銀行によっては計画的な資格取得を求められることがあり、1年目の負担になりやすいです。

資格を取れないからすぐに退職すべき、というわけではありません。ただし、資格勉強の負担が長期的に続き、健康や生活に支障が出ている場合は、働き方を見直すきっかけになります。

営業目標や商品推進が想像以上にきつい

支店に配属された銀行員は、預金、融資、口座開設、クレジットカード、投資信託、保険などの商品・サービスの目標に関わることがあります。

入行前は「営業職だけが数字を追う」と考えていた人ほど、支店での目標管理にギャップを感じやすいでしょう。

2024年からNISAの新制度が始まり、銀行でも資産形成や投資信託に関する相談・提案の場面があります。金融商品は顧客への説明責任も重いため、数字だけでなく、知識面やコンプライアンス面のプレッシャーも感じやすいです。

ただし、目標の厳しさは銀行や支店、担当業務によって差があります。転職を考える場合は、「営業そのものが苦手なのか」「今の支店の方針が合わないのか」を分けて考えることが大切です。

人間関係や支店文化のストレスが大きい

人間関係のストレスから、転職を考える1年目銀行員も少なくありません。

銀行の支店は人数が限られており、上司、先輩、同僚、取引先と日々顔を合わせます。指導が厳しい上司や、相談しづらい雰囲気の支店に配属されると、精神的な負担は大きくなりやすいです。

一方で、人間関係の悩みは「銀行という業界が合わない」のではなく、「今の支店や上司と合わない」ことが原因の場合もあります。

辞める前に、人事面談、同期、先輩、産業医、社内相談窓口などに相談できるかを確認しておきましょう。異動や担当変更で改善する可能性があるなら、転職以外の選択肢も残せます。

理想的なキャリアを描けない

入行後に、将来のキャリアを描きにくくなり、転職を考える人もいます。

たとえば、身近な先輩や上司の働き方を見て、「数年後も同じ働き方を続けたいと思えない」と感じるケースです。

銀行では、支店営業、本部、審査、事務企画、リスク管理、システム、法人営業、個人営業など、配属先によって仕事内容が大きく変わります。1年目の支店経験だけで銀行員全体のキャリアを判断するのは早い場合もあります。

ただし、仕事内容や価値観のズレが明確で、将来的にやりたい仕事が銀行内で実現しにくい場合は、早めにキャリアを見直す理由になります。

給与が期待より低く感じる

銀行員は高収入というイメージがある一方で、入行1年目は期待より給与が低く感じることがあります。

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」では、金融業・保険業の20〜24歳の賃金は月26万6,500円でした。ただし、この「賃金」は2025年6月分の所定内給与額の平均であり、賞与や残業代を含む年収ではありません。

そのため、1年目の給与を考えるときは、年収のイメージだけで判断しない方がよいでしょう。手取り額、賞与、住宅費、資格勉強に使う時間、将来の昇給見込みを分けて確認することが大切です。

「給与は悪くないが、業務量や精神的負担と釣り合っていない」と感じる場合は、年収だけでなく働き方全体を見直す必要があります。

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銀行員1年目で辞めてもいい?判断基準は健康・退職理由・次の軸

結論として、銀行員1年目でも転職は可能です。

ただし、「1年目だから絶対に不利」というよりも、「なぜ1年目で辞めるのか」「次の職場では同じ問題が起きにくいのか」を説明できるかが重要になります。

ここでは、辞める判断をしてよいケースと、もう一度整理した方がよいケースを分けて解説します。

すぐ辞めることを検討してよいケース

次のような状態であれば、無理に続けるよりも、早めに環境を変えることを検討してよいでしょう。

  • 睡眠、食欲、体調に明らかな不調が続いている
  • ハラスメントや過度な叱責があり、相談しても改善しない
  • 残業代未払い、過重労働など労働条件に不安がある
  • 顧客への提案方針や職場の価値観に強い違和感があり、改善の見込みが薄い
  • やりたい仕事や進みたい業界が明確で、銀行に残る理由が見いだせない

特に、心身の不調がある場合は、転職活動を始める前に医療機関、産業医、人事、社内相談窓口などに相談しましょう。厚生労働省の「こころの耳」では、働く人や家族向けに電話、SNS、メールで相談を受け付けています。

労働時間や残業代、過重労働などの労働条件に不安がある場合は、厚生労働省の「労働条件相談ほっとライン」などの公的窓口に相談する方法もあります。

体調を崩してまで続ける必要はありません。転職、休職、異動相談、公的窓口への相談など、複数の選択肢を持つことが大切です。

辞める前に一度整理した方がよいケース

一方で、次のような理由だけで退職を決めるのは慎重に考えたいところです。

  • 学生時代に抱いていた銀行員のイメージと違った
  • 同期や友人と比べて給与や働き方が気になる
  • 今の支店や上司が合わないだけかもしれない
  • 転職先の仕事内容を十分に調べていない
  • 「とにかく辞めたい」気持ちが強く、次の軸が決まっていない

入社前のイメージと実際の仕事にギャップがあるのは、銀行に限った話ではありません。転職しても、仕事内容、職場文化、評価制度、人間関係のギャップは起こり得ます。

そのため、「何が嫌なのか」「どの条件なら続けられるのか」「転職先で同じ悩みが起きないか」を整理してから動く方が、後悔しにくくなります。

また、企業規模だけで転職先を選ぶのも避けたいところです。大手から中小企業へ移る場合でも、仕事内容、給与、教育体制、異動の可能性、評価制度が自分に合っていれば、納得できる転職になることはあります。

反対に、企業規模や知名度だけで選ぶと、転職後に同じ悩みを抱える可能性があります。

1年目転職では退職理由の説明が重要

銀行員1年目の転職では、職務経験の長さよりも、退職理由の伝え方が重要になります。

面接では、次の3点を整理しておきましょう。

  1. なぜ銀行を辞めたいのか
  2. 銀行で何を学び、どのような強みを得たのか
  3. 次の職場では、同じミスマッチをどう防ぐのか

「ノルマが嫌だった」「上司と合わなかった」だけでは、採用担当者に不安を与えやすくなります。

たとえば、「顧客対応や金融知識を学ぶなかで、より長期的に顧客課題を支援できる仕事に関心を持った」など、前向きな転職理由に整理することが大切です。

金融機関出身のエージェントが担当

1年目銀行員におすすめの転職先|経験を活かせる順番で比較する

入行1年目で転職する場合は、未経験の業界や職種にいきなり飛び込むよりも、銀行で得た経験をどの程度活かせるかで転職先を比較するとよいでしょう。

ここでは、転職先の考え方を4つに分けて整理します。

「今の職場が合っていない」なら近い業界・職種から比較する

今の職場が合っていないと感じる場合は、次の順番で転職先を検討すると、自分の経験を説明しやすくなります。

  1. 同業種・同職種への転職
  2. 同業種・異職種への転職
  3. 異業種・同職種への転職
  4. 異業種・異職種への転職

入行1年目でも、社会人としての基本、金融知識、正確な事務処理、顧客対応、目標管理の経験はアピール材料になります。

ただし、経験年数が短い分、即戦力よりもポテンシャルや成長意欲を見られやすいです。応募先を選ぶときは、仕事内容だけでなく、教育体制や若手の受け入れ実績も確認しましょう。

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転職先の方向性具体例確認したいこと
同業種・同職種他行、信用金庫、信用組合、金融機関の営業職営業目標や支店文化が現職と同じではないか
同業種・異職種金融事務、審査、リスク管理、コンプライアンス、事務企画未経験でも応募できるか、必要な資格や経験は何か
異業種・同職種法人営業、個人営業、SaaS営業、人材営業など扱う商材や営業スタイルが自分に合うか
異業種・異職種経理・財務補助、一般事務、カスタマーサポートなど年収やキャリア形成がどう変わるか

「銀行が合わない」と感じていても、金融知識を活かせる職場であれば、これまでの経験を無駄にせず転職しやすくなります。

一方で、営業目標そのものがつらい場合は、同業種・同職種に移っても同じ悩みが続く可能性があります。転職理由に合わせて、業界と職種の両方を見直しましょう。

「とにかくすぐ転職したい」人は同じ悩みが再発しない求人を選ぶ

「とにかくすぐ転職したい」と感じている場合は、心身の負担が大きくなっている可能性があります。

ただし、焦って転職先を決めると、同じ悩みが転職後に再発することがあります。求人を見る前に、現職でつらい理由を次のように分けて整理しましょう。

  • ノルマがつらい:営業目標の有無、評価基準、既存顧客中心か新規開拓中心かを確認しましょう
  • 人間関係がつらい:配属先の人数、上司との関わり方、チーム体制を確認しましょう
  • 休日の資格勉強がつらい:入社後に必要な資格や研修量を確認しましょう
  • 顧客提案の方針が合わない:営業方針や顧客との関わり方を確認しましょう
  • 給与に不満がある:基本給、賞与、残業代、昇給モデルを確認しましょう

すぐに転職したい人ほど、求人票の「未経験歓迎」「若手活躍中」といった言葉だけで判断しないようにしましょう。

面接やエージェントとの面談では、「入社後にどのような目標があるのか」「若手はどのように育成されるのか」「残業や休日対応はどの程度あるのか」を具体的に確認することが大切です。

まずは情報収集を徹底することが大切

1年目銀行員が転職を成功させるには、情報収集が欠かせません。

銀行に入ると「営業」「窓口」「融資」「事務」といった銀行内の仕事が中心に見えやすいですが、世の中には多くの業界・職種があります。固定観念だけで転職先を決めると、選択肢を狭めてしまいます。

情報収集では、次の順番で整理しましょう。

  1. 今の仕事でつらいことを書き出す
  2. 銀行で身についた経験や強みを書き出す
  3. 譲れない条件と妥協できる条件を分ける
  4. 求人票だけでなく、仕事内容や育成体制を確認する
  5. 友人、知人、転職エージェントなど複数の人から話を聞く

求人票に「マーケター」「エンジニア」「コンサルタント」などと書かれていても、実際の業務内容は企業によって異なります。未経験で応募できる職種でも、入社後の学習量や成果目標は必ず確認しましょう。

周囲に異業種や異職種で働く友人・知人がいれば、実際の働き方を聞いてみるのも有効です。同時に、転職エージェントにも相談し、自分の経験で応募できる求人や、1年目転職で注意すべき点を確認しておきましょう。

金融機関出身のエージェントが担当

1年目銀行員の転職は業界特化のエージェントに相談しよう

本記事では、1年目銀行員が転職を考える理由、辞めてもよいケース、おすすめの転職先の考え方を紹介しました。

銀行員1年目でも転職は可能です。ただし、退職理由が曖昧なまま動くと、転職先でも同じ悩みを抱える可能性があります。

まずは、今の悩みが「銀行という業界の問題」なのか、「今の支店や職場の問題」なのか、「自分の価値観や適性とのズレ」なのかを整理しましょう。

判断材料を増やすためには、転職エージェントに相談するのも有効です。

アドバイザーナビの「銀行転職」は、銀行業界に特化した転職支援サービスです。金融業界出身者のエージェントが、書類選考や面接対策などをサポートしています。

今すぐ辞めると決めていない段階でも、退職理由の整理や、銀行以外で活かせる経験を確認する相談先として活用できるでしょう。

金融機関出身のエージェントが担当

出典

厚生労働省「新規大卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」(公開日:2025年10月24日)
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)を公表します」(公開日:2025年10月24日)
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(公開日:2026年3月24日)
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況 産業別にみた賃金」(公開日:2026年3月24日)
日本FP協会「FP技能検定 試験日程」
金融庁「NISAを知る:NISA特設ウェブサイト」
厚生労働省「こころの耳の相談窓口」
厚生労働省「労働条件相談ほっとライン」
アドバイザーナビ「銀行転職」

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